弁護士保険とは

弁護士保険とは?

弁護士保険は、法律トラブルに巻き込まれた際に弁護士への相談料訴訟費用などの補償が受けられる保険です。

一定事業規模の範囲内において、少額・短期の保険の引受けのみを行う事業を指す少額短期保険にあたり、月々2500~3000円程度の掛金で法的トラブルを弁護士に依頼・相談した際の費用を補償してくれます。

弁護士保険でカバーできる法的トラブル

弁護士保険でカバーできる法的トラブルは、「偶発事故」と「一般事件」の2パターンに分けられます。

「偶発事故」は、交通事故や火災のように、突発的で予測が不可能な要因によって発生してしまった事故のこと。

 

偶発事故の例

自動車事故(被害者/加害者)
自転車事故(被害者/加害者)
人身事故
物損事故
スポーツ事故(接触事故)
マンションなどで上の階からの水漏れ

「一般事件」は、離婚・相続・労働問題・近隣住民間のトラブルなど、人の意思に基づいて起こった事件のことをといいます。

一般事件の例

離婚問題
遺産相続
近隣トラブル
賃貸トラブル
欠陥住宅
労働に関するトラブル
いじめ、ハラスメント
インターネット上のトラブル
名誉毀損
医療過誤
金銭トラブル(貸借、消費など)
痴漢(被害/冤罪)

基本的に弁護士保険では、偶発事故と一般事件の両方を補償の範囲としていますが、弁護士保険はあくまで保険商品なので、カバーできる法的トラブルは加入する保険によって異なります。

そのため、各弁護士保険会社がどのようなトラブルに対応していて、いくらまで補償がされるのかをあらかじめ加入前に調べておくことが大切です。

弁護士保険の対応外になることが多いトラブル内容

弁護士費用保険は、すべての法律問題が補償の対象になってはいません。一部除外されている法律トラブルもあります。

特に以下の3つは弁護士費用保険の対応外となるケースが多いため、注意しましょう。

国や地方公共団体、行政庁などが相手の法律事件

破産・⺠事再⽣・特定調停・任意整理に関する法律事件

刑事事件・少年事件・医療観察事件

また、どの弁護士保険においても、加入前(責任開始日前)に発生している法的トラブルや法的トラブルの原因となる事実が既に発生しているケースでは、保険金の支払対象にはなりません。

「訴訟しようか迷っているトラブルがあるから弁護士保険に加入する」などのケースは、保険金がおりないと考えてください。

弁護士保険と弁護士費用特約の違い

弁護士保険に似たサービスとして、弁護士費用特約があります。

弁護士費用特約とは、自動車の任意保険の加入者が交通事故の被害にあった場合に、弁護士に示談交渉や訴訟の提起を依頼する際に発生する費用について、保険会社が負担してくれるサービスです。

弁護士費用特約が適用されるのは交通事故に限られるのに対し、弁護士保険は交通事故以外の事故や事件にも適用されます。

また、弁護士費用特約はあくまで”特約”であり、ベースとなる自動車保険に加入しなければ利用できませんが、弁護士保険は単体の保険として加入できるのも大きな違いです。

備えあれば憂いなし!弁護士保険で法的トラブルに備えよう

弁護士に法的トラブルを相談・依頼をする場合は、かなり切迫した状況であることがほとんどです。

焦りや不安感から間違った選択をしてしまったり、利益を優先している弁護士にうまく乗せられて金銭的な負担が増えてしまう可能性も0ではありません。

予期せぬ問題や事件に巻き込まれた際、「費用が高額で弁護士に依頼できない」「訴えたいけれどお金がなくて泣き寝入りした」という方もたくさんいます。

そんな事態を回避するためにも、少ない費用負担で法的トラブルの対応を委任することができる弁護士保険に加入して、法的トラブルから自分と大切な人の身を守りましょう。

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